【飲食店向け】インボイスに対応した領収書の書き方

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インボイスに対応した領収書って何?

飲食店も関係あるの?

このような方向けの記事です。

インボイス制度という名前は皆さんもテレビやCMなどで聞いたことがあると思いますが、どのような制度なのか、飲食店にも関係のある話なのか等、わからないことがたくさんあると思います。

本記事では、インボイス制度に対応した領収書の書き方、飲食店での対応方法について紹介します。

では早速見てきましょう〜!

 

インボイス制度について簡単に復習:飲食店向け

インボイス制度についてはっきりわかっていないという方向けに、簡単に説明します。

インボイス制度とは、インボイス制度に対応した請求書や領収書でなければ仕入税額控除の対象になりませんよっていう法律です。

仕入税額控除とは・・・?
自社の課税売上の消費税額から、仕入れ分の消費税を引くことができるというものです。
例)売上が1万円の場合→1000円の税金
5000円で仕入れている→既に500円の税金を仕入れ先に払っている
仕入税額控除が適用→1,000円 – 500円 = 500円の納税でOK

発行される側:もし仕入税額控除の対象にならなかったら?

上記の例で仕入れ先があなたの会社に対し、インボイスに対応した請求書・領収書を発行してくれなかったら・・・?

あなたは仕入れ先への500円の消費税+利益に対する消費税1000円=1,500円の消費税を払わなければなりません。

あなたは、次回からインボイスに対応している会社から仕入れようと思いますよね?

 

発行する側:もし仕入税額控除の対象にならなかったら?

もしあなたが、請求書や領収書を発行する立場になったときのことも紹介します。

お店へお客さんが来て、会計時に領収書をくださいと言われました。そこでインボイスに対応していない領収書を発行しました。

インボイスに対応していないので、あなたからの領収書は仕入税額控除の対象にならず、控除されないのでその分、消費税を払うことになります。

お客さんは、次回からインボイス領収書を発行してくれる(仕入税額控除になる)お店に行こうと思います。

 

飲食店でもインボイス対応するべき?

上記で説明したように、飲食店(特に接待など領収書を発行する機会が多いお店)は、インボイスに対応しないとお客さんが減るなんていうことになりかねません。

ただ今、免税事業者の方はインボイス事業者になるために課税事業者にならなくてはいけません。税金がかかってくるので慎重に検討しましょう。

既に課税事業者の方は迷わずに、インボイス事業者に登録しましょう。

 

インボイス制度に対応した領収書の書き方

では、インボイスについてわかったところで、インボイスに対応した領収書とはどのようなものなのでしょうか?

領収書に書かなくてはならない項目を国税庁が定めています。

  • 適格請求書発行事業者の氏名又は名称及び登録番号
  • 取引年月日
  • 取引内容
  • 税率ごとに区分して合計した対価の額及び適用税率
  • 税率ごとに区分した消費税額等
  • 書類の交付を受ける事業者の氏名又は名称

太文字になっているところが、新規に追加する必要がある項目です。

今までは合計金額だけで良かったのですが、今後は10%対象商品の金額&税額(8%も同様)を記載しなければなりません。

飲食店では、簡易インボイスというものでも問題ありません。

簡易インボイスとは?

  • 適格請求書発行事業者の氏名又は名称及び登録番号
  • 取引年月日
  • 取引内容(軽減税率の対象品目である旨)
  • 税率ごとに区分して合計した対価の額 (税抜き又は税込み)
  • 税率ごとに区分した消費税額等又は適用税率

相手の名前を書かなくていいなど少しだけ簡易バージョンです。

 

インボイスに対応した領収書を簡単に発行する方法:飲食店

領収書を自動で印刷してくれるレジ機械ならいいのですが、インボイス番号を印字してくれなかったり、そもそも機械自体が高価であったりと、簡単に導入できるものではありません。

また、手書きの領収書でも問題ありませんが、税率が税額を毎回計算するのは面倒です。

そこでおすすめなのが、「領収書メーカー」というアプリです。

 

領収書を印刷してくれる:領収書メーカー(iPhone)

領収書メーカーは、白紙の紙に領収書を印刷してくれるというアプリです。

領収書の用紙を購入する必要はありません。白紙の紙にプリンターで印刷するだけです。

もちろんインボイスにも対応しています。税額なども自動で計算してくれます。

おすすめのアプリなので、ぜひ使ってみてください!

 

まとめ:飲食店でもインボイス対応をしよう

以上、飲食店のインボイス対応&領収書の発行方法でした!

インボイス対応をしないと、最悪の場合お客さんが来なくなってしまうことも考えられるので、特に課税事業者の方はインボイス事業者への登録を忘れずに行ってください。

免税事業者などのインボイス対応をしないという方も、iPhoneアプリ「領収書メーカー」を使うことができますので、ぜひ使ってみてください!

それでは〜

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